- 更新日: 2014年6月30日
- Jenkins & CI
JenkinsをCentOS6にインストールしてユーザー認証設定
CI(continuous integration: 継続的インテグレーション)のツールである、Jenkins を CentOS6に入れてみましたので備忘録。
Welcome to Jenkins CI! | Jenkins CI
Jenkins は、以下の wiki ページに書かれている通り、「継続的なソフトウェアプロジェクトのビルドとテスト」や「cronなど外部で起動するジョブの実行監視」を可能にするツールです。
Meet Jenkins – 日本語 – Jenkins Wiki
— 環境 —
CentOS 6.4
Jenkins 1.570
では、早速 Jenkins のインストール手順とユーザー認証をかけた作業記録です。
Jenkins を CentOS6 にインストール
公式サイトの手順を参考にしました。公式リポジトリを追加して、yum でインストール。
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# wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo http://pkg.jenkins-ci.org/redhat/jenkins.repo # rpm --import http://pkg.jenkins-ci.org/redhat/jenkins-ci.org.key # yum install jenkins |
jenkins service を on にして起動。
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# chkconfig jenkins on # chkconfig --list | grep jenkins jenkins 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off # service jenkins start |
iptables で Jenkins が使用する8080番ポートを開ける。iptables に以下の行を追加。
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# vi /etc/sysconfig/iptables -A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 8080 -j ACCEPT |
iptables 再起動。
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# service iptables restart |
http://サーバーのアドレス:8080/jenkins のURLで、ブラウザから Jenkins のダッシュボード画面へとアクセスできます。
Jenkins にユーザー認証をかける
このままですと、誰でも Jenkins の操作がブラウザから行えてしまうので、ユーザー認証をかけます。Jenkins ダッシュボード画面の左側メニューから…
・ユーザー情報 → 「Jenkinsのユーザーデータベース」にチェック → 「ユーザーにサインアップを許可」にチェック
・権限管理 → 「ログイン済みユーザーに許可」にチェック
以上を設定したら「保存」。
右上部メニューのサインアップから Jenkins アカウントを作成します。
以上の設定により Jenkins の管理・設定は認証されたユーザーのみ行えます。しかし、ビルド履歴などの画面は、まだ誰でも見れる状態になっていますので、それらを見るのにも認証が必要となるように認証の設定を続けます。
作成したアカウントでログイン。
これにより、新たに新規ユーザーのサインアップをできないようにします。
続いて、
・「追加するユーザー/グループ」に作成したJenkinsユーザーを追加 → 「追加したJenkinsユーザー」の全ての権限にチェック
以上を設定したら「保存」。ログアウトすると、左側メニューが全て消えて、Jenkinsの管理・設定、ビルド履歴などの閲覧も全て、認証ユーザーのみが行えるようになりました。
これで、Jenkins のインストールからユーザー認証設定までは一通り完了です。
- – 参考リンク –
- Standard Security Setup – 日本語 – Jenkins Wiki
- さくらVPSでJenkinsをセットアップし、認証を行うまで | ひたすらメモするだけのブログ
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