- 更新日: 2016年3月24日
- 英語学習
英語リスニング練習にNHK WORLD RADIO JAPANがおすすめです、その理由7つ
久々に英語学習の話題です。ここのところ NHK WORLD RADIO JAPAN の English News を、iPhone アプリか Podcast で毎日聞いています。以前からちょいちょい聞いてたのですが、ここ数ヶ月は寝る前の日課にしている。
英語リスニングの学習者にとって、この NHK WORLD RADIO JAPAN がおすすめな理由がいくつかあるのですが、今日はそれを紹介します。なかなか他の英語リスニングのアプリやポッドキャストには無い特徴があると思いますよ!
想定はリスニング中級者くらいです。リスニング入門したての方にはちょっと辛いかもしれないし、上級者には物足りないかと思います。よく英語リスニングのトレーニングで紹介される、TED などで挫折した方にぜひ NHK WORLD RADIO JAPAN を試してほしいと思います。個人的には、あれは上級者向けだと思う。話題もスピーカーも千差万別なので、初心者〜中級者には難しいです。
自分のスペックは語彙力10000ちょいほど、英語学習歴3年ほどです。How I met your mother や Breaking Bad など海外ドラマを英語音声のみで大体ストーリーを追える程度。3年前の英語学習開始時のリスニング・トレーニングとしては、まず最初に定番中の定番である DUO から開始しました。
DUO の文章・フレーズを丸暗記して全て聞き取れるようになった後に、ESL や VOA Special などでリスニング練習を行っていました。ESL や VOA Special に飽きたので、現在は NHK WORLD RADIO JAPAN を毎日聴いているというところです。なので、DUO や ESL、VOA Special が聴き取れなければ、NHK WORLD RADIO JAPAN の English News はちょっと難しく感じるかもしれません。
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では以降、私が NHK WORLD RADIO JAPAN をおすすめする理由7つです。
1. 日本のニュース中心なので背景知識がある
話題に関する背景知識があると、単語・フレーズの意味を予測しやすいです。これは学習が捗ります。Ted が難しい理由の1つは、世界中の多ジャンルなトピックを扱い、背景知識がない場合が多いためだと思う。さらにTEDの場合は、番組構成上1つのテーマを深く掘り下げるし、スピーカーの出身地域も千差万別。めちゃむずい。
NHK WORLD RADIO JAPAN は日本を中心としたニュースの話題が多いですので、聞こえた単語・フレーズを知らなかったとしても、その意味を予想しやすいです。ただし、自分に馴染みのない国際的なニュースに触れることもありますが、そういったトピックに突入すると難易度が上がります。
2. 冒頭で今日の主要トピック3つの要約を紹介してくれる
冒頭の in our top stories で、本日のニュース内容の主要トピック3つを要約で紹介してくれます。いきなりニュース本文が始まるよりも、この要約のおかげで十分な心構えができる。冒頭で要約を話してくれる英語ニュースは、なかなか少ないと思います。
一番集中力の高い冒頭部分で要約を3つ紹介してくれるので、ニュースのおおまかな全体図を把握できて準備運動になる。この冒頭でガッと集中力を高めて、全体内容を把握します。now the news in detail 以降に、各々トピックのニュース詳細が始まります。
3. 同じトピックのニュースが数日間続く
NHK WORLD RADIO JAPAN の大きな特徴として、同じトピックについてのニュースが数日間続くことが多いです。なので、同じ単語・フレーズが数日間続けて使われることが多く、1日目より2日目、2日目より3日目と聞き取れる単語・フレーズの音が増えていきます。
ここ数週間は、毎日のように集団的自衛権についてのニュースが続いているのですが、the right of collective self-defense(集団的自衛権の意味)という語彙が度々出てきます。最初聞いた時は何のこっちゃ?と全然聞き取れなかったのですが、3日目くらいでパッと聞き取れて、特に辞書を引かずとも意味が分かるようになりました。
4. 1日1回15分程度とちょうどよい時間枠
この位の時間枠であれば、ちゃんと英語リスニングのトレーニングをしようと考える人であれば確実に毎日こなせます。私は、最低でも毎日1回は聞くようにしてます。余裕のある日は、同じのを2〜3回聞いたり。
5. 発音が綺麗、話すスピードも速すぎない
NHK WORLD RADIO JAPAN の話すスピードは、ESL や VOA Special よりは速いです。ですが、CNN や BBC よりは遅いと思う。皆さん発音が綺麗なので、非常に聞き取りやすい。
私の英語学習の最終的な目標の1つとして、アメリカやイギリス発の技術系のニュースやポッドキャストを聞けるようになることを掲げているのですが、彼らネイティブ・スピーカーの英語は爆速で喋るの超速いです。聞き取るのは相当難しい。あれに比べると、ニュースやドラマの英語なんて遥かにかわいいもんだと感じる。
6. スクリプトで確認しなくても大体意味が取れる
NHK WORLD RADIO JAPAN の唯一の弱点なのですが、実はスクリプト(文字原稿)がありません(多分、以前探したけど見つけられなかった)。これは欠点かもしれないが、それを逆手にとり利点と考えるようにしています。とにかく、音だけで意味を取れるように全力集中する。そして5までの理由があるため、それができやすい。
実際私の場合、今ではほとんど8割がた以上は意味が取れるようになってきてます。もちろん細かい部分で、分からない単語や聞き取れないフレーズが出てきて意味が取れない時もありますが、そこで頭の回転を止めずに聞き進めるトレーニングをする。完璧を目指さず、おおかたの意味を取る練習を意識してます。リスニングにおいては、こっちの聞き方のほうが実践向きです。
7. 英単語・フレーズの定着度が良い
主に3の理由による部分が大きいですが、同じトピックが数日続き、同じ単語・フレーズを数日連続して聞くケースが多くなるので、それらの単語・フレーズの定着度が高くなります。音を元に覚えるのも定着度が良い理由かもしれません。
1回覚えた単語・フレーズはほとんど忘れることがなく、さらに音を元にして覚えているので、再び同じ単語・フレーズが出てきた時にほぼ確実に聞き取ることができます。聞いたものが確実に身になっていく感覚をつかめるので、モチベーションを保ちやすいです。
最後にまとめ
NHK WORLD RADIO JAPAN のおすすめ理由7つを紹介しましたけど、最後に私が心がけていることなど。
一通り聴き終わった後、分からなくて気になった単語・フレーズは、聞こえた音を頼りに iPhone に入れてる英語辞書(ウィズダム英和辞典)か、自分が作ったサービスで手前味噌ですが iPhone の Safari を使って Imagict – 画像で覚える英語辞書 で確認するようにしてます。予測で意味が取れるのも多いですが、自信がない時は確認のためにも。途中で再生を止めて調べる、というのはやらないようにしてます。これやっちゃうとリズムが悪くなるし、分からない箇所で頭の回転が止まるという悪い癖をなかなか直せませんので。
iPhoneアプリの英語辞書は、ウィズダム英和辞典(ウィズダム英和・和英辞典2)の大ファンで超愛用しています。ウィズダム英和辞典は、有料でちょっと高いと感じるかもしれませんが、圧倒的なクオリティで最高に素晴らしいです。
iPhone アプリもいくつか学習に活用しています。Real英会話は、ずっと使ってますね。
あと、スクリプトで逐次確認したりディクテーションなどの学習法は、私の場合は継続できませんでした。割とかっちりした勉強というスタイルになりますし、毎日継続して行うには相当な気合が必要に感じまして。試してみた時期もありましたが、重い腰を上げられない日が多くて英語学習自体に挫折しかけました。
なので、私の場合はリスニングはとにかく音中心にトレーニングという方向に切り替えました。それでも3年もやれば結構聞き取れるようになります。あと3年くらいやれば、ネイティブスピーカーの人々が爆速で話すのも聞き取れるようになるかな〜という感触です。
とは言えリスニング上達のためには、基本的には単語やフレーズをスペルだけでなく発音も正確に覚えていき、リスニングの文章中で聞き取れる単語やフレーズを増やしていく、そして聞き取れなかった箇所を調べて新たに覚える、という作業の繰り返しになるかと思います。
ただ音を聞き流すだけじゃなくて、知らない単語やフレーズを新しく暗記していくのも超大事だと思います。この時必ず発音も覚えるようにしておくと、リスニング上達がはやい印象です。ぶっちゃけ実践の英語では、スペルより発音を正確に暗記するほうが大事と思います。リーディング時にはスペルは曖昧な暗記でも読めますけど、リスニング時には発音を正確に覚えていないと聞き取れませんので。
以上ですが、私が NHK WORLD RADIO JAPAN をおすすめする理由7つでした!
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- 初回公開日: 2014年7月12日
- 1件のコメント
>>実はスクリプト(文字原稿)がありません
アプリ版ならメニューから普通に見れると思うのですが…?