CocoaPodsの使い方、iOSライブラリの管理ツール

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Swift/iOS 開発の学習中なのですけど、iOS 開発においてはライブラリ管理に CocoaPods というツールを使うのがデファクト・スタンダードっぽい。Ruby における Bundler のようなツールで、Podfile(Bundler における Gemfile に相当)にインストールするライブラリを書いておくと、Xcode のプロジェクト毎に利用するライブラリを管理できます。

— 環境 —
Mac OS X Yosemite 10.10.3
CocoaPods 0.36.4
Xcode 6.3.1

CoreData のラッパーである MagicalRecord というライブラリを使いたかったので、CocoaPods を入れました。CoreData は iOS 開発で sqlite などデータベースを使う際の OR マッパー的なフレームワーク。MagicalRecord は、CoreData を ActiveRecord のように扱いやすくするライブラリです。

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ということで、早速 CocoaPods のインストール。

CocoaPods のインストールとセットアップ

cocoapods は rubygem として作られているライブラリなので、gem install コマンドでインストールします。事前に ruby と gem コマンドが使える環境を用意しておきます。

rbenv で Ruby を管理している場合は、rbenv rehash を忘れずに。

これで、/Users/username/.rbenv/shims/pod が作られて pod コマンドが利用できるようになります。

続いて、cocoapods のセットアップ。

cocoapods のバージョン確認。

Podfile に必要なライブラリを記述して pod install

次に Xcode のプロジェクトを新規作成、または既存の Xcode プロジェクトを使います。ターミナルで、CocoaPods でライブラリ管理を行う Xcode プロジェクトのディレクトリへと移動します。

今回は、Swift の練習用に ToDo アプリを作る Xcode プロジェクト(SwiftToDo プロジェクト)を利用しました。

Xcode プロジェクトのディレクトリ下で、pod init コマンドを実行し Podfile を作成する。

これで生成される Podfile が、Ruby の Bundler でいう Gemfile に相当します。

デフォルトの Podfile

インストールするライブラリを Podfile に書いていきます。今回は、データの保存先に CoreData を使う ToDo アプリということで、CoreData のラッパーライブラリである MagicalRecord をインストールします。

MagicalRecord を追加する Podfile

CoreData は iOS 開発で利用できる DB(sqlite)用のフレームワークです。MagicalRecord は、CoreData を操作しやすくしたライブラリとなります。

Podfile に MagicalRecord を追加したら、pod install コマンドでインストールします。

これで MagicalRecord が Xcode プロジェクトにインストールされました。Podfile.lock や MagicalRecord 本体が入った Pods ディレクトリが作成されます。

また SwiftToDo.xcworkspace という名前の CocoaPods 利用のためのプロジェクトも同時に作成されるので、以降は既存の SwiftToDo.xcodeproj ではなくて、この SwiftToDo.xcworkspace を使います。

以下のコマンドで SwiftToDo.xcworkspace プロジェクトを開いて開発を進める。

あるいは、Dock の Xcode のアイコンを右クリック後 SwiftToDo.xcworkspace を選択して Xcode を起動するか、Finder から SwiftToDo.xcworkspace をダブルクリックするなど。

Xcode が立ち上がると、cocoapods でインストールしたライブラリがセットアップされた状態となっています。初期状態だと Pods ディレクトリなどの横に、はてなマーク(?)が表示されていたのですが、このはてなマークは Git の管理下に追加されていないファイルのマーク。

なので、ターミナルから git add すれば消えます。MagicalRecord などのライブラリが入っているディレクトリ Pods/ は、git 管理しない場合は .gitignore に指定すれば良いのかな。

とやって、Xcode を再度起動すると、はてなマークが消えました。

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