更新日: 2014年3月5日
Rails

Rails モデルで Time Zone（タイムゾーン）を validation

Rails でユーザーにタイムゾーンを設定してもらうフォームを作成した場合に、保存されるタイムゾーン値が適切な値になるように User モデルで validation を行う方法です。inclusion の validation を使います。

【お知らせ】英単語を画像イメージで楽に暗記できる辞書サイトを作りました。英語学習中の方は、ぜひご利用ください！

画像付き英語辞書 Imagict | 英単語をイメージで暗記
【開発記録】
英単語を画像イメージで暗記できる英語辞書サービスを作って公開しました

— 環境 —
rails-4.0.1

タイムゾーン設定フォームのビューでは time_zone_select メソッドを使用します。

<%= f.time_zone_select :time_zone %>

1	<%= f.time_zone_select :time_zone %>

ActiveSupport::TimeZone::MAPPING.keys でタイムゾーン値を取得

User モデルに time_zone カラムを作成しますが、ここに保存される値は Rails が time_zone_select メソッドで出力する select option フォームの value の値だけに限定したい。そこで、User モデルに validation を書きます。調べたところ、以下の方法で Rails が用意する time_zone 値の配列を取得できます。

ActiveSupport::TimeZone::MAPPING.keys

1	ActiveSupport::TimeZone::MAPPING.keys

これで、time_zone の value 値として使われる要素の配列を取得できるので、validation の inclusion の指定に利用します。

validation のテストを書いて実装

先に User モデルの validation のテストを書きます。

spec/models/user_spec.rb

# time_zone shoud be in ActiveSupport::TimeZone::MAPPING.keys
describe "when time_zone is invalid" do
  before { @user.time_zone = "Hogefuga" }
  it { should_not be_valid }
end

# time_zone shoud be in ActiveSupport::TimeZone::MAPPING.keys

describe "when time_zone is invalid" do

before { @user.time_zone = "Hogefuga" }

it { should_not be_valid }

end

テストが失敗することを確認した後、User モデルに validation を実装。

class User < ActiveRecord::Base
  #...
  validates :time_zone, inclusion: { in: ActiveSupport::TimeZone::MAPPING.keys }
  #...
end

class User < ActiveRecord::Base

#...

validates :time_zone, inclusion: { in: ActiveSupport::TimeZone::MAPPING.keys }

#...

end

テストが通ることを確認したら終了です。

パーフェクト Ruby on Rails は、最近読んだ Rails 本の中では一番役に立った本です。Chef や Capistrano など Rails と共によく使用される技術にも触れてあります。Ruby on Rails 4 アプリケーションプログラミングは、入門的な内容で Rails の機能全体を網羅されています。

パーフェクト Ruby on Rails

Ruby on Rails 4 アプリケーションプログラミング