熊本地震で自宅に住めなくなってやったことの記録

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熊本地震で自宅の賃貸マンションが損壊して住めなくなって、地震発生以降にやったことやこれまでの経過の記録です。自分と家族(妻、子供2人)は幸い怪我等はなく皆無事で、住めなくなった以前の自宅から転居先に引っ越しが終わりました。現在も相変わらず余震が多くて油断はできませんが、通常の生活と落ち着きを取り戻してきたところです。

長文になりましたが、なにしろ初めての震災経験でパニックになりながらの日々を過ごして、日記を Evernote や iPhone のメモアプリに書いてたのでそのまとめです。今後地震が起きて同じような状況になった場合のシミュレーションとして参考になればと思います。願わくばこの記録が参考にされるような震災は、二度と起こらないほうが良いのですけどね。

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目次

— これまでの経過とやったこと —
・震度7の地震が2回連続起きた
・地震後のデマ情報がひどい
・自宅マンションが損壊、写真を撮る
・避難生活と車中泊、なぜ車中泊なのか?
・住宅支援の情報を調査
・応急危険度判定の赤紙が貼られた
・罹災証明書(り災証明書)の申請
・引越し先探し
・損壊した家からの引っ越しはどうするのか?
・不動産屋および家主と交渉し家賃と敷金を返還
・壊れた家財等を買い直し
・耐震グッズで地震対策

— 震災を経験して嫌だったこと —
・帰る家がないのが何より辛い
・ヘリコプターの音がうるさい
・地元の名所が破壊されるのが辛い
・震災時には人の本性が垣間見える

— 震災を経験して分かったこと —
・緊急地震速報があまり役に立たない
・自治体も被災者で混乱する
・地震の揺れ方はいくつかパターンがある
・ピロティ構造のマンションは地震に弱い
・鉄骨造や鉄筋コンクリート造の低層アパートが強い
・地盤が硬く地震に強い住まいに住むのが超大事
・出費が半端ない
・災害救助法の適用が助かった
・地震保険は入っておくべき
・大地震が夜中だったのが幸い

— これから先やるべきこと —
・子供達の体調と心のケア
・支援制度などの活用

地震で破壊された自宅だったマンションの外壁。大砲でズドーンと爆撃された跡のようになってしまいました。

outer-wall-crack

自分が住んでいたマンションは、エレベーター付きで1階部分が吹き抜け駐車場になっているピロティ構造の賃貸マンションです。築10年ちょっとでそれほど古くなく、地震で壊れる前の外観はとても綺麗でした。鉄筋コンクリート造で戸数は全部で30戸ほど、部屋は約60平米で僕らは3階に住んでいました。詳細は後述しますけど、ピロティ建物は地震に弱いです。

震度7の地震が2回連続起きた

2016年4月14日 21時26分: 震度7の大地震(前震)
4月14日の夜に熊本県益城町で震度7、自分が住む熊本市で震度6弱の大地震(マグニチュード6.5)が発生しました。震度6弱という地震は、これまでに体験したことない激しい揺れで立っていられないレベルです。うちは長女5歳、長男2歳と小さい子供が2人いるので、揺れている最中はとにかく子供に覆いかぶさって子供を守るので精一杯。命の危険を感じて人生終わったかと思ったのだけど、家族がみな無事で本当に良かった。

この震度6の大きい揺れがおさまった後も、5分に1回くらいの頻度で余震が襲ってくるような状況だったので、財布や携帯電話など貴重品だけ持ち出して家族全員で車で避難。同じマンションの住人の方々も皆さん避難していた。とにかく倒れてくる物がない場所を探して、この夜は近所のスーパーの広い駐車場に避難して車中泊しました。

熊本地震 (2016年) – Wikipedia

前日4月13日が息子くんの幼稚園の入園式で、4月14日は初登園で初めて幼稚園に行った日で。家族でとてもハッピーな夜を過ごして、そろそろ寝ようかとしていた所だった。こんな大地震が来るとは、さらにこんな大きな地震がまさかの前震だったとは。翌日の深夜にさらに大きな本震が来るとか夢にも思いませんでした。

防災バッグを自室に用意していたのだけど、散乱した家財に埋もれてしまい逃げる時に持ち出せず…我ながら意味なくて自分バカだなぁ、と。大きい地震だと家具や家財が倒れたり散乱したりで、必要な物をすぐに取り出せなくなってしまいます。防災バッグは、前もって車に入れっぱなしにしておくのが良いことを学びました。車がない場合は、玄関など脱出口に置いておくほうが良いかと思います。

準備しておきたい非常持出品は?(PDF)
2/2 防災グッズは何を用意したらいいのか?全リスト [防災] All About

翌日15日は自宅に戻り後片付け
スーパーの駐車場に避難して一夜を明かした後、翌日15日の昼過ぎに散乱した自宅を片付けるべくマンションに戻った。この時点でマンションのエントランスに黄色い紙が貼ってありました。すぐにスマホで調べたところ、応急危険度判定というものだそうで、黄色紙は立ち入りするのに要注意の意味です。注記に、損傷の程度は壁表面にひびが入っているだけで軽度と書いてあり、少し安心したのを覚えている。

応急危険度判定とは?

この前震が発生した後の段階では、自宅マンションはそこまでのダメージではなく、表面のモルタルに薄く亀裂が入っている程度で、玄関ドアが開かなくなったり、外壁コンクリートが剥離して鉄筋が露出する等のひどい状況ではありませんでした。

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室内も確認したらそこまでの被害はなさそうで、本棚やテレビ、たんすなど大きい家具は倒れていなくて、部屋の片付けも3時間ほどで済んだ。お皿やコップがいくつか割れた程度の被害です。ということで、あれだけ大きな地震が来たのだからもう来ないだろうと、この日15日の夜はいつもどおり自宅のマンションで眠りにつきました。

2016年4月16日未明 1時25分: 再び震度7の大地震(本震)
そして15日の夜に就寝後、明けて16日未明の深夜にさらに巨大な本震(マグニチュード7.3)が発生。家族全員熟睡していた深夜だったので、再びすぐ横で寝ていた子供達に覆いかぶさって、子供達を守るので精一杯です。前々日の地震よりさらに大きな揺れで、今度は立っていられないどころか、這って身動きも取れないほどの激しい揺れでしかも揺れが長い。益城町・西原村で震度7、熊本市で震度6強という強さの地震でした。

震度6強以上の地震で揺れが継続している間は、移動して机の下に隠れたりする動作は無理です。立っていられないし素早い身動きも無理。なので、地震の時に机の下やベッド脇に隠れろとよく言われるのだけど、あれは巨大地震の場合には役に立たないアドバイスかと思う。

この2回目の地震(本震)のほうが1回目(前震)よりも、さらにはるかに強い揺れを感じました。皆同じように話していたので、震度6弱と震度6強の間には途方もない差があるかと思う。自分が体験した最大が震度6強ですから、それよりもさらに大きく強い震度7の揺れはちょっと想像できません。益城、西原で観測された震度7には恐ろしさしかない。

倒れた家具や落下物による怪我はなく、家族全員無事だったのが本当に幸いです。睡眠中は無防備なので、元々地震対策のために寝室にはあまり家具や物を置かないようにしてたのが功を奏した。とはいえ寝室以外のリビングや自室などは、家具や家電は倒れまくり物は散乱して壊滅状態です。大きな余震が短い間隔で繰り返し襲ってくるので、再び家族全員で車で避難することに。火災が怖かったのでブレーカーを落として避難しました。

地震火災の6割はコンセントからの電気が原因?|漏電・トラッキングの防止・対策コンセントならキャピタル・アート
首都直下地震 新想定 “通電火災”とは? | 特集ページ | シュト子の首都圏防災ナビ | NHK@首都圏

停電していたので iPhone のフラッシュライト(懐中電灯)で照らし、子供を抱えて散乱した部屋を通って玄関まで到着。玄関で下駄箱に入れてた靴が散乱しており、靴のペアを探すのに一苦労したのを覚えています。iPhone のフラッシュライトはいざという時に超役立ちますので、使い方を覚えておくのがおすすめです。使い方は以下、iPhone 6S で iOS 9.2.1 環境。

iphone-light

1. 画面下部を下から上にスワイプしてメニュー(コントロールセンター)を表示
2. 左下の懐中電灯のアイコンをタップして点灯
3. もう一度懐中電灯のアイコンをタップしたら消える

iPhone 6S だと LED ライトでとても明るいです。

また脱出時に、玄関のドアが普通に開かなかったのでかなり焦りました。地震の衝撃で玄関のドアと枠が歪んでしまっていた。

broken-door

他の避難中のマンション住人の方に、玄関ドアノブを回して外側から引っ張ってもらい、同時に内側から自分も足でドンドン蹴りまくって、ようやくドアが開いて脱出成功。本気で人生オワタかとオモタヨ。子供を抱えてマンション階段を急いで降りて車で脱出し、この16日の夜も避難して車中泊しました。本震も怖かったけど、とにかくその後の余震が多くて、人生最悪の恐怖と不安の夜を過ごした。

熊本地震の地震回数(4月分、PDF)
熊本地震の地震回数(4月〜5月分、PDF)
平成28年熊本地震 現地被害と地震発生数 | ウェザーニュース

この日以降、避難生活となったのですが、いつでも逃げ出せるように家族みな寝間着を着らず私服で寝るようになり、枕元には貴重品を入れたバッグと靴を常に置いて寝る生活になりました。避難グッズを入れた防災バッグは車に入れっぱなしにしています。

地震後のデマ情報がひどい

16日本震後の車中泊では、ラジオ・テレビや、インターネットのニュース・SNS 等をずっと見聞きしていたのだけど、どこそこの橋が崩落した、建築物やビルが倒壊した、xxな事件が発生した、xx日xx時xx分にまた大地震が来るなど、何しろデマ情報がすごかった。Twitter や LINE のデマ情報がもっともひどかったけど、ラジオの緊急ニュースからもデマ情報が流れてくる始末。実際には橋や建物は崩落・倒壊などひどい状況ではなく、亀裂が入ったり一部の外壁が剥がれ落ちたりなどである事実が多かったです。

何しろ伝わる情報が誇張されすぎで、デマ情報の多さに辟易。嘘の情報じゃないかと疑念は持つんだけど、これだけの状況であり得るかもな…と考えて恐怖心が煽られてしまう。自宅近所の大きな橋が崩落したというニュースがラジオから聞こえてきた時は、本当に背筋が凍りました。これも結局デマ情報だったのですけど。オカルト話なんて普段は自分は全く信じないのですけど、大地震がまた来るとかの予言デマに惑わされたりもした。

自宅マンションが損壊、写真を撮る

本震発生後の16日の朝になり、災害時の指定避難所となっている近所の小学校へと移動。その後、自分一人で自宅マンションを確認しに戻りました。他の住人の方々も確認しに戻られていた。自分の目で確認したところ、壁に亀裂が入りまくって、外壁コンクリートがごっそり剥離して鉄筋が露出したり、さらに鉄筋が変形している箇所も多い。とてもじゃないが危険すぎて住める状況じゃありません。

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玄関ドアもベランダ側の窓もゆがんで傾いてしまい、まともに開け閉めできません。本震発生後に玄関ドアが全く開かなかった部屋の方もいらして、ベランダの脱出用壁を破って隣戸から逃げられたそうです。また、ドアが開きっぱなしになったまま閉まらない部屋の方は、家財を窃盗から守るために自転車用ワイヤーロックをドアノブに引っ掛けて鍵をかけられている。

僕らの部屋は3階だったのですけど、2階がもっとも損傷がひどく次いで3階の損傷がひどいです。部屋の内壁にも亀裂が入っていて、外壁の亀裂が室内まで到達している箇所もあり、室内の亀裂に手を当てると風がヒューヒュー入ってくるシュールな状況。建物の損傷は上層階ほど軽度で、下層階のほうが上の階の重さが加わって損傷がひどくなるようだ。あと部屋によっては水道管が破裂したのか、激しく水漏れして室内が水浸しになっているという話を、他の住人の方から何件か聞きました。

一階部分が吹き抜け駐車場になっているピロティ構造であることが、ここまで損傷が激しくなった原因の一つだろうと思う。近場の他のマンションを見て回ったり、親戚や友人知人の話を聞くと、ピロティ構造の建物は損傷がひどいものが多いです。

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この時点で、地震など災害で被災した場合に発行される罹災証明書を取るために、また地震保険に加入している場合のためにも、建物や室内および家財などの損害を写真撮影しておくべきという情報を得ていた。なので iPhone カメラで、マンション外壁や室内の亀裂、露出した鉄筋などの損傷、室内の壊れたテレビや家具など散乱した家財の状況を写真に撮りまくった。

16日のお昼に不動産屋から、マンションの損壊がひどくて危険なので、建物内および室内には入らずに避難して下さい、との連絡を受けました。うーん、やっぱりか。自宅マンションにはもう戻れない、もうこれ以上住めないことを確信しました。その時には既に皆さん避難しており、確認しに戻っているだけの様子でしたけど。現在も住んでいる人はほぼいない模様で、時折家財を取りに来たり引っ越しで立ち入る人がいるだけな感じです。

当分の間は避難生活になるだろう、仕事にも支障をきたすだろうと考え、リモート稼働と受託案件を請けている取引先にしばらくの間は業務を停止するお願いの連絡を行いました。県内所在の方は、自宅や職場が被災したお客様もいらして胸が痛む。皆さん被災者なんですよね。

避難生活と車中泊、なぜ車中泊なのか?

本震発生後に行った避難先小学校の体育館は、ペット家庭が区別されずに混在しており、断水もしていたので衛生環境が良くなかった。いずれ感染症などが流行る恐れもあるだろうなぁ、小さい子供連れ家庭がここで生活するのは無理かなぁ…と考えていた所、就学未満の小さい子連れ家庭は、小学校の教室を使えるように解放して頂けた。これは本当に助かってありがたく、4月16日〜18日の3日間はこの小学校の教室に避難して寝泊まりしました。

この本震発生後の3日間ほどは、お店も開いていないし物資は届かないしで本当に困った状況。子供にご飯を食べさせられないかも…という恐怖が頭をよびる。避難所の一食分で配給されるのが一人おにぎり1個とか。救援物資は全国から熊本には集まっているらしいのだが、なぜか避難所まで届きません。車で遠方まで物資調達に行こうにも、何しろひどい渋滞で身動きも取れない。車社会の地方都市で震災が起きると、渋滞がひどいものとなり、かつ皆慌てて運転が荒い車が多くて危険です。

友人が開いているお店を発見して電話してきてくれ、飲み物とお菓子を買っておいてくれたり、被害のなかった地域の親戚が、自分の実家に食料や水を届けてくれて大変助かった。震災時は、近場の身内や友人と連絡を取り合うのが良いです。精神の安定になるし、情報交換もできて状況を把握できる。どこそこの地域は被害が少ない、お店が開いているとか、xxの家は水が出る、ガスが使えてお風呂入れるなど。自分も動ける範囲で、困っている友人や友人の実家宅などに、入手できた水や食料を届けるなどしていました。

その後、18日に同じ熊本市内の自分の両親の実家へと避難先を移動した。実家は普通の木造一戸建てなのですけど、地盤が硬い土地らしく幸いにも被害は少なかったです。ただし、何せ余震が多くてマンションだろうが木造家屋だろうが建物の中は恐ろしい。地鳴りは凄いし、真下から突然ドッーンと来るときもある。夜になるとなぜか余震が増え、強い揺れを感じることが多かったです。妻と子供達が怖がることもあって、昼間は実家で過ごして、夜は避難所小学校の校庭で車中泊という生活を4月18日〜22日の5日間ほど続けました。僕らと同じように校庭で車中泊されている方がたくさんいらっしゃった。

なぜ車中泊?
私達家族が5日間ほど車中泊をしたのは、夜間に建物内にいることがとにかく恐ろしかったからというのが一番の理由です。本震発生時の深夜にぶっ壊れたマンションから逃げ出したので、再び夜間にあれと同じことが起こったら…と考えると本当に恐ろしかった。余震で建物が倒壊して下敷きになるんじゃないだろうかという恐怖があり、何より夜間は子供達を安全な場所で寝かせたかったですので。

自分の車は7人乗りファミリーカーでシートを倒してフルフラットにすると、大人2名小さい子供2名であれば若干窮屈ではあるけど割と快適に寝ることができる。それでも、我々の場合、車中泊は5日ほどで限界でした。熟睡できないし、次第に身体のあちこちが痛くなってきます。余震の回数も最初の数日間に比べると減っていたし、エコノミークラス症候群のニュースを聞くようになったり、また皆体調を崩したこともあって、5日間で車中泊をやめました。その後は実家の2階を片づけて、そこで寝るようにした。相変わらず続く余震は怖かったのですけれど。

もし実家も住めない状況で避難所か車中泊の二択だったら、もうしばらく車中泊を続けていたかもしれません。避難所が断水して水が出ないと、手洗い・うがい、歯磨き、トイレを流すなど衛生の基本がろくにできなくなる。小さい子どもが2人いる家庭なので、衛生環境がどうしても気がかりでした。実際、ノロウイルスや食中毒が発生していた避難所もありましたし。

熊本市は政令指定都市とはいえ、地下鉄はないし完全に車社会な地方都市です。実際のところ自動車は震災時にはかなり役に立つツールで、移動だけでなく生活と避難のスペースになってくれました。余震が頻繁に続いている時は建物内は恐ろしいので、車中の安心感はとても大きい。もっと人口が多く、車社会ではない大都市圏で大規模な震災が起きた場合、皆どこに避難するのだろう…。避難所はそんなに多人数を収容するキャパシティはないだろうし、車がないと車中生活もできないだろうし。

断水して困ったこと
断水で一番困るのはトイレを流すことです。避難先の実家も4月24日までの10日間ほど断水していたので、親戚に水を届けてもらったり汲みに行ったり、給水車に水をもらいに行ったり、雨の日はバケツに水を溜めたりなど、ちょっとあり得ない生活を送っていた。飲料水は正直どうにかなります。トイレを流すのに大量の水がいるのでこれが一番困りました。トイレの次に困るのが洗濯で、断水してた10日間ほどは、2日に1回家族と両親の分をまとめてコインランドリーで洗濯していた。みな断水しているので、開いてたコインランドリーはお客さん多くて待ち時間が長い…大盛況でしたね。

壊れたマンションから家財を運び出す
実家に避難した後の最初3日間の日中に、子供達を両親に預けて、壊れたマンションから自分と妻とで当面生活に必要な洋服や家財、子供の思い出の品物、貴重品などをある程度取り出して実家の一室に運んだ。当初は物置用に倉庫コンテナを借りようと考えたのだけど、何件か問い合わせたところ、震災後にあっという間にどこも埋まってました。

亀裂だらけの壊れたマンションに入るのは恐怖なのだけど、こういう時はなぜかアドレナリン全開で身体はバリバリ動けるもんです。夫婦共に自転車用のヘルメットを被って、マンションから必要な荷物を運び出す。他のマンション住人の方々も同様に、生活に必要な家財をどんどん運び出されていました。損壊がひどいマンションは立ち入り禁止になるという話も聞いていましたので。

後で分かったことですけど、震災直後は火事場の馬鹿力でバリバリ働けます。が、その後に反動で疲労や精神的な落ち込みがきます。自分達夫婦の場合は、引っ越しが終わって一段落した後に、どっと疲労が訪れてやる気が出ない状態になりました。一安心して気が抜けたのもあったと思います。

住宅支援の情報を調査

自宅マンションにはもはや住めないということで、4月20日頃から被災者向けの住宅提供の支援について調査を開始しました。ありがたいことに、隣県の福岡や宮崎をはじめ、兵庫、広島など県外の自治体は、熊本地震の被災者向けに無償住宅を提供してくれる取り組みをすぐに開始してくれた。ただ県外への移住は、すぐに決断するにはなかなか難しい。

しばらくして、熊本県内・熊本市内でも住宅が提供される取り組みをニュースで知ったが、無償提供される公営住宅、市営住宅への入居には申し込みませんでした。幸いにも自分の実家に避難できたし、もっと困ってるはずの高齢者や妊婦さん、赤ちゃんがいる世帯や避難所から動けない世帯に利用してほしいと考えまして。

1750戸を無償で提供 熊本市、被災市民に−熊本のニュース│ くまにちコム

その代わり自分は、民間賃貸住宅借上げ制度(みなし仮設住宅)についての調査を行った。

民間賃貸住宅借上げ制度(みなし応急仮設住宅)について / 熊本県
民間賃貸住宅の借上げ(みなし仮設)について / 熊本市ホームページ

みなし仮設住宅とは、民間の賃貸物件を自治体が借り上げて、被災者に提供する制度のことです。簡単に言うと、自治体が一定期間に渡って、被災者の代わりに賃貸物件の賃料を肩代わりしてくれる制度です。自分は東日本大震災の時に、東北でのみなし仮設住宅のニュースを聞いたのを覚えていて、おそらく熊本の震災でもこの制度が活用されるだろうと予想して注目していた。

熊本市の民間賃貸住宅の借上げ(みなし仮設住宅)の問合せ先は、建築住宅部の建築政策課になります。

都市建設局 建築住宅部 建築政策課
電話:096-328-2438

調査したり電話でも色々と確認しましたが、みなし仮設住宅を利用するには、大規模半壊か全壊の罹災証明が必要であったり、自分の資力で住宅を確保できない場合とのことで、なかなか条件が厳しい。被災して自宅に住めなくなり、自費でいったん賃貸物件を借りておいた場合でも、後日に罹災証明書が発行されたあとに、みなし仮設住宅の申請が可能であると説明を受けました。

熊本地震で被災した方で何かたずねたい時や、問合せ先の電話番号がわからない時は、被災者支援情報ダイヤルにかけると教えてくれます。

被災者支援情報ダイヤル:0120-013-572

震災直後はいずれの電話も、とにかくかかりにくかったです。多分50回以上ダイヤルしてようやく電話がかかった。今はかかりやすいと思う。

応急危険度判定の赤紙が貼られた

震災が発生して建築物が損壊した場合、自治体(市町村)による応急危険度判定が行われます。これは建築物が住宅や事業用、商業施設として利用できるかどうかの応急的な判定を行うものです。利用するのが危険な建築物には、赤い紙が貼られて原則的に立ち入るのが危険な建物という判定になる。

応急危険度判定とは?

自宅マンションは、4月14日の最初の前震の後は、すぐにこの応急危険度判定の調査が行われて、要注意の黄色紙(立ち入るのに注意が必要の意味)が貼られました。その後、5月上旬に2回目の調査で赤紙が貼られて、立ち入りが危険という扱いになった。

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ただ完全な立入禁止というわけでもないようで、損壊したビルやマンションで時折見かけるような、カラーコーンと黄色のテープで周囲をぐるぐる囲って立入禁止となる措置はありませんでした。最初のうちは、マンションの他の住人の方々とこれ入っていいのかな?とよく話してた。不動産屋さんに聞くと、家財取り出し等で立ち入る場合は自己責任で〜とだけで、結局よく分かりません。家財を運び出したり引っ越し時にはしょうがないので、自分達も他の住人の皆さんも怖いながらも建物内と室内に入ってましたけど。

友人らと話すときは、応急危険度判定で貼られた「危険」判定の赤いラベルを赤紙(あかがみ)とか赤札(あかふだ)って皆呼んでいます。赤紙が貼られたとはいえ、自分の場合は分譲じゃなくて賃貸で、引っ越しをすれば済む話なので気が楽なのは間違いありません。

分譲マンションや戸建ての持ち家で被災した場合、住宅ローンの救済としては、自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン(被災ローン減免制度)というものを利用できるそうです。手元に残せる現預金は上限500万円まで等の要件を満たせば、ローン残債と抵当権を整理できる救済制度となります。2016年4月1日から運用が始まったばかりの、全国銀行協会が定めるガイドラインで、熊本地震での活用が期待されるかと思います。

住宅ローンなど借入れの返済が困難な震災被災者の方へ 個人版私的整理ガイドラインをご存じですか。:政府広報オンライン
「積極的な活用を! 被災ローンの減免制度」(時論公論) | 時論公論 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス
「被災ローン減免制度」をご存知ですか?|緊急情報|高森町行政サイト
「平成28年熊本地震」で被災した人のための住宅ローン軽減制度 – シニアガイド
平成28年熊本地震により被災された皆さまへのローンに関するお取扱いについて | お知らせ | 肥後銀行
自然災害債務整理ガイドライン – 全国銀行協会

賃貸派というのは良かったのだけど、一階部分が吹き抜け駐車場になっているピロティ形式のマンション物件を選んだのが自分の失敗でした。まさかね、こんな大地震が来て自宅が壊れて住めなくなるとか夢にも思ってなかった。

罹災証明書(り災証明書)の申請

4月末頃に罹災証明書申請の専用窓口が設置されたということで、赤紙が貼られた後の5月上旬に近所の区役所出張所に罹災証明書の申請に行った。その前の4月20日頃にも出向いてたのだけど、この時は専用窓口がまだ用意されておらず建物の調査依頼かなんかの書類提出だけだったので。

賃貸物件だろうが持ち家だろうが、自宅が災害で損壊したら罹災証明書の申請を行うことができます。罹災証明書とは、自然災害で住居が被害を受けたことを、建物のダメージ程度が大きい順に全壊、大規模半壊、半壊、一部損壊などと証明するために、自治体(熊本市など)が被災者に発行する書面のことです。なぜこの罹災証明書が大事かというと、被災者に対する支援金や見舞金だったり、住宅提供の支援制度などを利用するのに、この罹災証明書が必要となるからです。

住家の「り災証明書」の発行について / 熊本市ホームページ
熊本地震被災者支援制度(冊子)をご利用ください(平成28年5月23日更新) / 熊本市ホームページ
熊本地震に係る各種申請・相談受付状況等について(平成28年5月30日更新) / 熊本市ホームページ
熊本地震被災者の皆さまへ 政府応援情報 | 首相官邸ホームページ

一部損壊の場合ですと写真だけで即日にも罹災証明書が発行される。しかし、住居が全壊、大規模半壊、半壊の場合は、申請を出して自治体による建物の調査が終了した後でないと、罹災証明書が発行されません。この罹災証明書発行のための調査を建物被害認定調査と言います。前述した応急危険度判定の調査とは別のものであり、大規模災害で調査対象の件数が多い場合は、この被害認定調査にとても時間がかかる。すなわち罹災証明書が発行されるまでにもとても時間がかかることになり、災害発生直後の一番困っている時期に何も支援制度を利用できない状況となります。

また、まとまった金額の支援金等やみなし仮設住宅、仮設住宅への入居など手厚い支援を受けるには、全壊か大規模半壊の罹災証明書が必要となる。自治体の制度による支援は、一部損壊だとほぼ皆無、半壊でもたいした支援はありません。半壊でも仮設住宅やみなし仮設に入居できるようにする緩和措置の話は出てきているようですが。支援制度の利用条件は変更されることがありますので、最新の詳細は問い合わせて確認しないとちょっと分かりません。

マンションに亀裂が入りまくって住めない状況を写真撮影&現像して、罹災証明書の申請に行ったところ、半壊以上の判定になる可能性が大きいので、即日発行は無理で熊本市による調査が完了した後でないと、罹災証明書を発行できませんと告げられた。さらに被害建築物の数が多すぎて人員が足りないので、熊本市による調査がいつになるか分からず、罹災証明書の発行もいつになるかは分かりません、と。

罹災証明書は、支援金や住宅の無償提供などお金が絡む制度になるので、税務課が担当だそうです。また、罹災証明書の発行の根拠となる建物被害認定調査は、建築の専門家ではない自治体(市町村)の職員が研修を受けて、内閣府作成のマニュアルに基づいて行うそうだ。制度を調べて詳しく知れば知るほど驚きの連続。

被害認定に関するQ&A(PDF)
災害に係る住家の被害認定 – 内閣府
建物被害認定調査とは?:応急危険度判定との違いについて

現状の制度では罹災証明書ひとつで、支給される支援金や見舞金の額など経済的支援から、住居の支援、利用できる融資、税金など支払いの減免や猶予措置など全てカバーしようとする制度になっています。被災後は、とりあえず自宅に住めず住む家がないという状況が一番困るので、被災した自宅に住むことができないという証明だけを罹災証明書から切り離して別途発行すれば、もっとスピーディーに被災者が住居を確保できるのではないかな〜と感じました。が、二度手間になりそうな気もするし、結局は最終的にお金の問題ではあるだろうから、現実的な対応を考えると致し方ないのかなぁという気もする。

引越し先探し

みなし仮設住宅についての調査と並行して行ったのが、引っ越し先の賃貸物件を探すことです。自宅が住めなくなったので、とにかく新しい住まいを確保する必要がありましたので。アットホームなど不動産検索サイトで、いくつか近隣で良さ気な賃貸物件をピックアップして、不動産屋さんに問い合わせして物件を見せてもらいました。近隣で探したのは、子供の校区を変更したくなかったため。

不動産のことなら【アットホーム】物件探しから住宅情報まで!

これが本震発生から10日後の4月26日頃あたりまで。もっと早く動きたかったのですけど、避難後に子供達が体調を崩して病院行ったり看病だったり、僕ら夫婦もひどい風邪で寝込んだりで時間が取れなかった。まともな食事と睡眠がとれないと、人間はすぐに体調を崩します。

不動産屋さんと話して、賃貸物件の申し込み数が物凄いというのを聞いていたので、遅くとも4月末のゴールデンウィーク前までには引越し先物件を決めて申し込まねば、と考えていた。最終的に見せてもらった物件の1つに4月末に申し込んで、無事に5月中旬にその物件に入居できました。震災以降、引っ越しや修理の依頼が多くて、部屋のクリーニングや水道、ガスなど不動産関連の業者の手配が追いつかないそうです。そのため、通常時よりも申し込みから引っ越しまで時間がかかりました。

とりあえず引っ越しできたのでラッキー。震災前に比べると賃貸物件の空き部屋数が1/14までに減ったというニュースも見たので、もう少し遅かったら引っ越し難民になるところでした。これから転居される方が困らないようにしてほしいところです。

とにかく安全性だけを考慮して引越し先物件を決めたのだけど、今度はピロティ構造じゃない鉄筋コンクリート4階建てで、部屋の広さは前と同じ60平米ほど。以前のマンションより随分小さい建物で外観もしょぼいんだけど、ヒビひとつなくて建物は頑丈だし地盤も硬い土地のようです。エレベーターがなくて階段のみなのが辛いんだけど、安全第一ですね。

罹災証明書が発行されて、条件を満たすことができたら、後でみなし仮設住宅の申請を行うことにします。なので、引越し費用や家賃等は今のところ全額自己負担です。まあでも予期せぬ引っ越し費用の手出しがあるとは言え、引っ越せば済む賃貸派は持ち家に比べると随分気が楽ではあります。

損壊した家からの引っ越しはどうするのか?

引越し業者によっては、応急危険度判定で赤紙が貼ってある建物の引っ越しは拒否されるそうです。ボランティアの方も黄色・赤色の応急危険度判定の建物には入れないと聞きました。また、火事場便乗で高額な費用を請求される話もよく聞きます。近場への引っ越しで30万とか通常時の3倍以上の請求だったり、家の補習業者が屋根にブルーシート貼るのに100万円請求とか。震災が起こると、被災者は踏んだり蹴ったりな状況になる。

ということで、私は引っ越しを赤帽さんに頼むことにして、電話で事前に運びたい家具や家財の量と移動距離を伝えて、概算費用を見積もってもらい依頼しました。自宅マンションに赤紙が貼られていることも伝えた所、今はどこも沢山同じような状況なので大丈夫ですよとのこと。ただし、仕事の依頼が立て込んでるそうで、間近の日程は無理で、引越し日は電話での依頼から4日後になりました。赤帽さんはウェブサイトからも見積もり依頼できます。

引越し・配送は赤帽へ

引越し日が決まった後、その前日および前々日に妻と二人でマンションに行って、家財を段ボール箱に詰める作業を行った。二人ともヘルメット着用でね。壁は亀裂だらけ、露出した鉄筋は変形してるし、室内もひびだらけで床はたわんでいます。相変わらずマンション内に入るのは恐ろしいのですけど、この頃には少々慣れつつもあった。他の住人の皆さんも、続々と引っ越しで荷物を梱包されていましたし。

依頼した赤帽さん2名の方がとても人柄が良く、涙が出るほど嬉しかったです。自宅も被災されたそうなのだけど、困ってる被災者の方々を助けたいから、自宅の補修や片付けそっちのけで仕事に駆け回られているそうだ。我々の引っ越しの前日は益城町の被災者の方の家の引っ越しで、翌日は南阿蘇村に行くと話されていました。最高にかっこいいし、頭が下がる。

そして料金に関してだが、赤帽さんは料金が一律なので、ぼったくり等をできないシステムになっているそうです。通常時と同じ、とても良心的な引越し料金で、家具や段ボール箱を運送して頂けました。本当にありがたい。

料金案内|引越し・配送は赤帽へ
熊本の料金案内|引越し・配送は赤帽へ

この引越の時に物を捨てまくりました。テレビ、ソファー、書棚、ラック、椅子など壊れた家電や家具は、そのままマンションのゴミ捨て場に震災ゴミとして廃棄。家財だけで数十万円分の被害が出ましたけど、マンションで入ってた火災保険でカバーする家財保険は、地震が免責されていて完全に意味なし、とほほ。地震が心配な方は、たとえ賃貸であっても地震保険に加入したほうが良いかもです。仕事道具の Mac やパソコン等は無事でしたし、冷蔵庫や洗濯機、エアコン、電子レンジ、カーテンなど他の高価な家財は壊れなかったので助かりました。

不動産屋および家主と交渉し家賃と敷金を返還

懸念事項が一つあったのですが、4月16日の本震以降自宅マンションには一切住んでいないので、家賃の取り扱いがどうなるのかという点。家賃が前月に翌月分を前払いになっていて、4月分と5月分の家賃が既に銀行引き落としで支払い済みになっていたものですから。

弁護士会に問い合わせて聞いた所、地震で住めなくなった賃貸物件については、住めなくなった日以降の家賃は当然発生しない、との見解だそうです。払い済みの家賃については返還を請求できると。まあ当たり前ですよね、住むのが不可能になった物件で現に住んでいないのですから。敷金も全額返還を要求できるとのこと、そもそも原状回復とか無理な状態ですし。

熊本地震に関する無料電話相談・無料面談相談について|熊本県弁護士会
平成28年(2016年)熊本地震に関するQ&A – 賃貸借関係一覧その1(PDF)
平成28年(2016年)熊本地震に関するQ&A – 賃貸借関係一覧その2(PDF)

賃貸契約書も読みなおした所、「物件が天災により住居として使用できなくなった場合は賃貸契約が消滅する」「契約書に記載がない事項についてはお互い誠意を持って対処する」という旨が書いてあった。つまり契約書によると、4月16日時点で賃貸契約が消滅したことになる。

当初不動産屋に確認したら、4月の半月分と5月分の家賃および敷金は全額返還します〜とのことだったので安堵していた…ところが、何日待とうにも一向に返金も連絡もないので、ゴールデンウィーク明け後の5月半ばに不動産会社に出向いて問い合わせたところ、何か話が違う。家賃の返還はご勘弁を〜と容認しがたいことを言い出しまして、家主が返金を渋っている模様です。

こっちはそんなこと知ったことじゃないよと、内心腹わたが煮えくり返るのを抑えて、できるだけ冷静に努めた。こんなこともあろうかと事前に弁護士会に問い合わせたり、賃貸契約書を読みなおし、こちら側の主張をまとめて万全の準備で出向いて良かったです。弁護士会の見解と法律、賃貸契約書を根拠に淡々と交渉して、不動産屋にこちらの主張を家主に伝えるようにお願いしました。

その後も何度か不動産屋を通して家主と交渉し、5月末にこちらの要求通りに家賃および敷金を返還してもらい一件落着。同時に、自分と家主の意向を反映した合意書2通(双方1通ずつ保管)に署名、捺印して鍵を返還しました。合意書には、賃貸契約が本震発生の4月16日で消滅した旨、払い済み家賃の返金、敷金の返還、鍵の返還に関する内容のほか、罹災証明書のための二次調査(室内の調査)の際の立ち会いに関する事項等を盛り込んだ。

引っ越しが完了するまでに80万円ほど出費してましたので、無事に返金してもらえて一安心です。交渉事は感情的にならないほうが良くて、法律や弁護士の見解、契約書の内容など強力な裏付けを元に、淡々と粘り強く進めたほうが成功しやすいかと思います。法的な根拠に頼らず、感情的にぎゃーぎゃー言うと失敗しやすそう。

「熊本地震消費者トラブル110番」をご利用ください_国民生活センター
「熊本地震消費者トラブル110番」の受付状況(第1報)開設後10日間のまとめ(発表情報)国民生活センター

賃貸物件にお住まいの方は、震災発生時には必ずしも不動産屋や大家が誠実な対応をしてくれるとは限らないことを、念頭に置いておいたほうが良いかもです。

壊れた家財等を買い直し

引越し後に、地震で壊れた家具や家電、地震対策のアイテムをアマゾンやニトリで購入しました。買ったものを一部紹介。

テレビ(AQUOS)

地震で壊れたのでテレビを買い直しました。前と同じくまたシャープのアクオスだけど、だいぶ安いモデルです。また、地震で壊れるかもしれないので。

ハンガーラック

引越し先の収納用に。

LEDシーリングライト

使ってた照明が割れたので、NEC の LED シーリングライトを2つ購入。

ダイニングチェア2つ

倒れたラックや散乱した物が当たってカバーが破れたり傷ついたので捨てて、新しいダイニングチェアーを2つ買い直しました。

洗面所用のスリムストッカー

倒れて壊れたスリムなラックを買い直し。

seiei ドアストッパー ネオガチット

引越し先の玄関ドアが、開けたままで止まらないタイプだったのでドアストッパーを買いました。これすごい便利です。

書棚も壊れて本をどうしようかと考えていたのですけど、引越し先物件にビルトインの本棚があったので助かりました。入らなかった分の書籍100冊以上を処分しましたけど。

耐震グッズで地震対策

家具が倒れたり、玄関ドアが開かなかったり大変だったので、耐震アイテムを色々と購入して引越し先物件で地震対策を行いました。

耐震ストッパー

たんす、ラック、テレビ台などの固定用。

耐震マット

テレビ、PCモニター、電子レンジ等の固定用。これらの家財は耐震マット使用に加えて、さらにひもでくくりつけて固定して、転倒防止のための対策を行った。

家具転倒防止の突っ張り棒

冷蔵庫の固定用に購入。冷蔵庫は倒れなかったけど、500リットルの大きさにもかかわらず、1メートルくらい前に移動していたので、固定するために天井との間に突っ張り棒で固定しました。

いずれの耐震グッズもどのくらい有効かは分かりませんけど、何もしないよりはましかと。引越し先では、家財を可能な限りこれらの耐震グッズで固定して、さらに紐で縛りまくって固定するようにしました。

平バール

あと、危うく室内に閉じ込められかけたので、玄関ドアをこじ開けるためのバールを買った。

子供用のヘルメット

防災用に子供用のヘルメットを2つ買いました。

震災を経験して嫌だったこと

帰る家がないのが何より辛い
安心して帰れる家がないという状態は、精神的な不安定さが本気でやばいです。心が折れそうになることもあったが、自分達夫婦の場合は子供達を守らねばという一心で踏ん張った。帰る家がないという事実は本当に不安で、1日のうちで心が休まる瞬間がひとときもありません。安心して過ごせる家があるというのは、全ての活動のベースになっているのだな、ということが心底わかりました。

ヘリコプターの音がうるさい
自衛隊の救助人員や支援物資を運ぶヘリコプターの音は仕方ない。しかし空撮のために飛んでいる報道ヘリがとても多くて、写真や動画の映像撮影のために低空飛行するものだから、その音がとにかくうるさい。あれ震災直後の被災地にはほとんど役立たないし、救助活動の邪魔になったりしないかも心配。疲労して避難所で昼間に休んでいる方も多いですし、迷惑に感じる被災者も多かったのではなかろうか。

報道は必要ではあるとは思うけど、同時にヘリコプターを何台も沢山飛ばす必要はないし、報道ヘリは飛ばせる数や時間帯を規制するなどしたほうが良いんじゃないかなあ。2台のヘリコプターがかなり接近して、並んで飛んでたりしてましたからね。被災者はやり場のない怒りと悲しみでただでさえイライラしがちなので、余計なストレスを増やさないでくれよ〜って感じました。

地元の名所が破壊されるのが辛い
熊本人は、地元の観光名所を誇りにしている。熊本城や阿蘇山は、熊本人のアイデンティティの一部であると言っても過言ではないです。熊本城や阿蘇大橋、阿蘇神社、俵山トンネルなど慣れ親しんだ名所が破壊されたことが辛い。石垣や天守閣の屋根瓦が崩れた熊本城を肉眼で間近で見た時は絶句してしまいました(涙。

震災時には人の本性が垣間見える
元々他人に優しい献身的な方は、震災時にはそれがいかんなく発揮されて、とても有り難くて助かります。支援して頂いた皆様に感謝でいっぱいです。一方で、人間の悪い部分もたくさん見えた。自己中心的で協調性がなかったり、常に損得だけで考える人とか。震災などパニック時には、本来持っているその人の性格の一番強い部分が、より増幅されて現れるのだなと感じました。人の優しさに多く触れられて、感謝したり嬉しかった一方で、普段あまり目にすることのない人間のエゴで嫌な部分を見るのは苦痛だった。

震災を経験して分かったこと

緊急地震速報があまり役に立たない
現状では、緊急地震速報の警告が事前に来るのは、震源地が離れていて自分の場所の震度が比較的小さい場合のみです。自分の iPhone でも熊本地震発生以降の1ヶ月で、幾度となく緊急地震速報の通知が来て、その音で驚かされました。避難所で一斉に緊急地震速報の音が鳴るのはかなり不気味で、特に子供達がとても怖がりますね。

今回の熊本地震のように、内陸で発生する直下型地震で、震源が浅い&震源が近い場合は、大きい揺れが先に来てその後に緊急地震速報が鳴ることが多かったです。これ本当に意味ないなぁと度々思いました。ただし緊急地震速報は、全く役に立たないわけでもないと思うので、常にオンにしておくべきであるとは思いますけれど。

気象庁|緊急地震速報|緊急地震速報のしくみ

ちなみに iPhone で緊急地震速報の通知が来るように設定するには、「設定 → 通知 → 緊急速報」をオンにする。

自治体も被災者で混乱する
震災発生直後に熊本市や熊本県に問い合せたり、区役所の窓口に出向く度にこれを実感した。自治体で働く職員も被災されているだろうし、こんな大地震は皆初めての経験なので震災対応の業務が混乱している様子でした。

スムーズな対応になったのは、4月末に広島市や神戸市など県外からの応援職員さん達の派遣が到着してからです。罹災証明書やみなし仮設住宅の制度などについての専用窓口ができ、申請や問い合わせがスムーズになりました。災害を経験している自治体の職員さん達は心強い。また、4月末に被災者が利用できる支援制度をまとめた冊子が配布されるようになり、自治体HPでも閲覧できるようになりました。

ただ気になるのは…震災対応の業務がひたすら人力と人海戦術で行われており、職員の皆さんも待つ方も皆疲弊する点です。罹災証明書の申請手続きは、氏名・住所・被害状況等を書いた書類の提出と家屋の破損状況の写真を添付して見せるのですが、被災者の方達が市役所・区役所の窓口に行列を作って一人ひとり職員が人力で対応していく。すごくローテク。

ウェブ上から必要な情報入力と画像添付のフォーム送信で、スマートフォンから簡単に申請できるシステムを作れば良いのに、そういうシステムには予算取れないのかな〜などと考えました。国主導で全国の自治体が共通して使える震災対応業務のシステムを作って欲しいです。

地震の揺れ方はいくつかパターンがある
大きな地震が来るときの感覚は、まず地鳴りがグググッガガガッと遠くから近づいてきて段々と音と振動が大きくなり、そしてグラグラグラグラ〜と大きな横揺れが続くパターンが多い。この地鳴りが近づいてくる時は、ほんとに緊張する瞬間で恐怖が襲う。震源が近い時か定かではないけど、地鳴りがなくていきなり下からドッーンと突き上げるような衝撃で縦揺れが来たり、グラグラグラ〜といきなり横揺れが始まったりする時もある。どのパターンも全て怖い。

ピロティ構造のマンションは地震に弱い
壊れた自宅の賃貸マンションは、エレベーター付きで一階部分が吹き抜け駐車場になっている構造のマンションでした。この一階部分が吹き抜け構造になっている建築物をピロティ構造と呼ぶそうです。新耐震基準(1981年/昭和56年施行の建築基準法施行令改正)を満たしており、熊本地震が発生するまでは外観も室内も綺麗で何も問題なかったのですが、耐震基準とか関係なしに熊本地震で見事に壊れてしまいました。

耐震基準 – Wikipedia

同じピロティ構造のマンションを見て回ったのですけど、新しいマンションだろうが古い建物だろうが、このピロティ構造はとにかく地震に弱いということが分かった。全国ニュースで流れた一階吹き抜け部がぐしゃっと潰れたマンションの他にも、亀裂や壁剥離、鉄筋露出などの被害を受けた建物が多数見受けられます。一階が吹き抜け駐車場になっている近所の家電店と家具店も、建物がひどく損壊していました。

自宅だったマンションの部屋は3階なのですけど、低層階ほど被害がひどい。外壁にバツ印の大きな亀裂が入っているほか、細かな亀裂が数えきれないほどあります。2階の亀裂がもっともひどく、壁が剥がれ落ちて内部の鉄筋がむき出しになったり、露出した鉄筋が曲がり変形している箇所も多数ある。3階部分は、2階ほどひどくはないけれど、同様に壁の亀裂、鉄筋露出、鉄筋変形などが見られます。

door-crack

外壁は、大きなバツ印の亀裂が入るように損壊しています。いくつか同じような亀裂の入ったマンションを見たのですけれど、どこも似たような亀裂の入り方です。

室内の内壁も亀裂が多数です。2階の何軒かは、玄関ドアと枠が歪み、玄関ドアの開閉が完全に不可能になっている状態。自分の3階の部屋の玄関ドアは、目一杯引っ張ったり蹴ったりすると開閉ができる状態です。2cm ほど開いた室内の亀裂に手を当てると風が入ってくるのが分かります。

inner-wall-crack

全国ニュースで流れてた一階部分の吹き抜け駐車場がぐしゃっと潰れてるマンションがあったのですけど、あれは新耐震基準以前の物件だったらしい。それほどひどくはなかったり、新耐震基準の物件であっても、壁に亀裂が入ったり壁が剥がれ落ちたり、玄関扉や窓枠がゆがんだりしているマンションは相当数あります。自分が把握しているだけでも、近所で亀裂が入ってるマンションが数棟あるし、従兄と友人のマンションも亀裂が入っているそうだ。そして、うちと同じようなピロティ構造のマンションがやられている傾向にあります。

大きめのマンションでも、吹き抜け構造が全くないマンションだと被害が少ない印象です。一階を柱だけで支えているピロティ構造のマンションは顕著に脆い印象。もう自分は大きなマンションやピロティ構造の建物には絶対に一生住みません。駐車場を多く確保できたりエレベーターを使えたりで便利なのですけど、利便性の高さよりも命の危険が少ないほうがましなので。

鉄骨造や鉄筋コンクリート造の低層アパートが強い
外出した時や引っ越し先探しの時に観察したのですが、古い木造家屋やピロティ構造の大きめのマンションで被害が多く見られる一方で、被害が少ない物件の建物構造の特徴もかなり分かりました。鉄骨造や鉄筋コンクリート造で、吹き抜け構造が全くない2階建てとかの低層アパートは、建物自体への被害はとても少ないです。

鉄骨構造 – Wikipedia
鉄筋コンクリート – Wikipedia
鉄骨と鉄筋ってどう違うの? – Yahoo!不動産おうちマガジン

自分が観察した範囲では、集合住宅の場合は、吹き抜け構造のない4〜5階建て以下の比較的低層かつ小さめで、鉄骨造または鉄筋コンクリート造の建物が地震に強い印象です。建物自体がある程度軽いほうが地震に強そう。あと一階部分から最上階まで同じ作りで、真四角の洒落っ気のない建物が強い。木造アパートは、木造一戸建て家屋と同様に亀裂が入ったり、倒壊しそうな建物もありました。特に古い旧耐震基準の木造建築物は、一戸建てだろうがアパートだろうが地震には大変弱いようです。

地盤が硬く地震に強い住まいに住むのが超大事
地盤の硬さや断層などの違いによるものだろうと思いますが、ほんの数十メートル〜数百メートル地域が違うだけで被害状況が全然違ってたりする。被害がひどい地域は、昔は水田だったり沼地だったりで元々地盤が柔らかい土地であるケースが多いようです。

うちの実家の木造一戸建て家屋(2階建て)は、元々山を切り開いた造成地の切土であったため地盤がとても硬いらしく、あまり被害を受けませんでした。逆に盛土の側は、切土に比べると地盤が弱く被害がひどかった傾向のようです。

ただし、切土は建築物が立っている地面の地盤は良くても、隣や裏が擁壁になっているケースも多いでしょうから、地震で擁壁が崩れて家を押しつぶすというリスクはあるかとも思う。切土と盛土については、以下 All About ページが分かりやすい。

盛土と切土 [不動産売買の法律・制度] All About

同じ地区の住宅でも被害に大きな差がある。総じて新しい家ほど被害が少なく、新耐震基準(1981年の建築基準法施行令改正)より以前に建てられた、古い2階建ての木造一戸建ての被害が多いです。いわゆる日本瓦(焼き瓦)の家屋の被害が大きいのだけど、重量が重いので地震で屋根瓦が落ちやすいようだ。瓦が大量に落ちたり棟瓦が落ちたりなどで雨漏りする家屋も多く、現在は屋根にブルーシートが被せてある一戸建て住宅が山程あります。

一方でスレート瓦の家は被害が少なく、スレート瓦は軽量だから地震の被害が少ないのかな。最近立てられる新しい家は軽量のスレート瓦が圧倒的に多いので、新耐震基準のおかげもあるだろうけど、スレート瓦のおかげで新しい戸建ての被害が少ないのもあるかもしれない。

建物の耐震性や免震構造などの話も大事とは思いますけど、地盤が硬くて断層のない土地に住むのがまず一番に大事だと分かった。そして建物の構造は、一戸建てなら平屋が安全かと思う。集合住宅であれば、鉄骨造か鉄筋コンクリート造で、あまり高層でない4階〜5階建て以下の低層の建築物が強そう。一階が吹き抜け駐車場になっているピロティ形式のマンションや木造アパートは地震には弱い傾向です。

これから引っ越しで賃貸物件選びや集合住宅の購入、新築一戸建てを検討されている方は、断層や地盤、建物構造について深く調べることをおすすめします。活断層や地盤については、以下のような便利なウェブサービスを利用できます。断層については見つかっていないものも多いらしく、どこまで信用できるのかは分からないのですけれど。

産総研:活断層データベース
地盤サポートマップ

出費が半端ない
震災発生から引っ越し完了までの1ヶ月ちょいで、80万円ほど使いました。避難生活中は、自炊する気力も時間も食材もないので、お店が開いた後は弁当やお菓子などを買って食べる機会が多かったです。家族4人分で料理しないと、食費がかなりかかります。実家に避難後は、夕食はワタミの宅食を利用していました。元々両親がワタミの宅食を利用していて、本震発生直後も引き続きワタミの宅食がお弁当を宅配してくれたので、私達家族の分を増やしてもらった。和民は世間では色々言われてるけど、ほんと助かったのでありがとうと言いたい。子供達がお腹を空かせて困らずに済みました。

あと、10日間ほど断水で洗濯ができず、2日に1回コインランドリーを使っていたので、1回の洗濯と乾燥で3000円ほど飛んで行く。壊れた自宅から取り出せなかった細々した生活用品も、その都度買う必要がありました。自宅に住めなくなり引っ越しを余儀なくされたので、引っ越しの運送費用と入居先の初期費用も大きかったです。引っ越した後は、壊れた家電や家具、家財を買い直したのでこれらの出費もかさんだ。

食費と生活費: 25万
引っ越しと入居費用: 35万円
壊れた家財等の買い直し費用: 20万円

内訳としては上記のような感じ。震災直後の1ヶ月ほどは、補助金や義援金をあてにできません。のちに支給されるとしても、何をやるにも一旦は自己資金でまかなっておく必要がある。なので、地震で自宅に住めなくなり避難生活後に引っ越しするパターンや、職場が被災などで仕事にすぐ復帰できないパターンを想定して、最低でも100万円ほど貯金しておくと良いかと思います。

お金を工面できないと、最悪避難所から身動きが取れない状況になってしまうかもしれない…

災害救助法の適用が助かった
震災が発生した地域には災害救助法が適用されます。熊本地震の震災により、熊本県全域に災害救助法が適用されています。

災害救助法の適用について / 熊本県
災害救助法 – Wikipedia
災害救助法とは – 新語時事用語辞典 Weblio辞書

この災害救助法の適用で避難所や仮設住宅提供、炊き出しや給水などの被災者支援が行われるのですが、その他にも民間企業の判断で支払いの免除や猶予が実施される場合があります。私の場合は、NTT西日本のフレッツ光(インターネット回線とひかり電話)を利用していたのですが、NTT西日本の判断で引っ越しによる移転工事費が無料になりました。NTT西日本は、「熊本地方で発生した地震被害」に伴う災害救助法適用地域の利用者を対象に、各種料金の免除や支払期限延長等の措置を行っています。NTT西日本ありがとう!

「熊本地方で発生した地震被害」に伴う災害救助法適用地域のお客様に対する電話料金等の取り扱いについて|ニュースリリース|NTT西日本
九州電力 熊本県熊本地方における地震により被災されたお客さまに対する電気料金等の特別措置を実施します

地震保険は入っておくべき
友人知人と話していると、民間保険会社の家屋調査と保険金支払いのほうが、自治体の罹災証明に基づく支援金や見舞金よりも圧倒的に早いです。また、自治体の被害認定の基準より、保険会社のほうが判定基準が緩いという話も聞きます。持ち家の場合であれば、絶対に地震保険は入っておいたほうが賢い。

大地震が夜中だったのが幸い
友人達とも話したのだけど、この大地震が昼間に起こっていたらさらにとんでもない大惨事になっていただろう、と。デパートやショッピングモールは、天井が崩落したり建物自体が倒壊してるのもありましたので。もしかして大地震が朝夕の時間帯に起きて、家庭でガスやIHヒーターなど火を使っている時だったら、火事もひどいことになっていただろうし。

これから先やるべきこと

子供達の体調と心のケア
避難生活の疲労のせいか、子供達も自分達も体調を崩すことが多くなりました。なので、まずは元の日常生活を心がけて、体力を取り戻す必要がある。娘は風邪のほか蕁麻疹が出たりもしましたので。

あと、子供達について心のケアを引き続き行っていく必要があります。息子(2歳)は赤ちゃんの頃のような夜泣きをしたり、娘(6歳)はトイレに一人で行けない、余震を怖がってテーブルの下に隠れたままおもちゃで遊ぶ、などの影響が出ています。幼稚園の保護者の方と話したところ、同じような感じの子供達も多そうです。

子どもの心のケアについては、下記ページ等が参考になります。

子どもの心のケアのために(PDF)
一般向けマニュアル|災害時こころの情報支援センター
日本児童青年精神医学会 2016.04.18災害下における子どものこころのケアの手引きとリーフレット

熊本市の相談窓口は以下等。

熊本地震による児童相談所の心理相談について / 熊本市ホームページ
こころの健康相談(PDF)

支援制度などの活用
罹災証明書が発行された後に、利用の条件を満たせるのであれば、自治体による支援制度や義援金分配のための申請を行う必要があります。

熊本地震被災者支援制度(冊子)をご利用ください(平成28年6月5日更新) / 熊本市ホームページ
平成28年熊本地震における災害義援金の配分について / 熊本市ホームページ
義援金 / 熊本県

支援して頂いた皆様に感謝

全国の皆様からの支援物資や住宅提供、義援金の寄付などのニュースを聞くたびに、被災地を心配してくれているのだと、ものすごく励まされ勇気づけられます。避難生活中に、Twitter や Facebook で義援金や支援物資の呼びかけを目にすると本当に嬉しかったです。自衛隊による救助や支援、他県自治体の応援職員の方やボランティアの皆様の活動なども大変助かりました。

熊本地震の被災者のためにご支援頂いた皆様、また現在もご支援頂いている皆様には本当に感謝の言葉しかありません。被災者の生活再建や震災からの復興を進める上での大きな支えとなります。この場を借りまして、心からありがとうございました。そして最後に、熊本地震で犠牲となられた方に謹んでご冥福をお祈りいたします。

【追記 2016/06/17】
この記事を公開後に、アマゾンのほしい物リストで何か贈りますよ〜とご連絡を頂きました。ということで、まだ買いなおしてない物や単に欲しい物など以下に公開しました。

Amazon ほしい物リスト – 熊本地震で壊れたり引っ越しでな​くなった物、単にほしい物など。

世の中には優しい方がほんとに多い、ご厚意に心から感謝です。ありがとうございます!
【追記ここまで】

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森博嗣さんの「すべてがFになる」はとても大好きなミステリー小説です。プログラミング好きな方であれば特に楽しめること間違いなしです。
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  • 4件のコメント
  • 下休場 正篤

    大変貴重な体験記録を拝見いたしました。想像させていただくに、大変なご苦労をなさったのではと存じます。 私も今は防災の勉強を始めているところでありまして、この貴重な体験を大いに参考とさせていただきたいと存じます。
    居住地は大阪府の北摂地区の豊中市と箕面市の境ですので海から遠いことで、災害は地震が中心となります。 どうぞお疲れが出ませんよう、これからの復興に傾注されますようお祈りいたします。がんばってください。

    • taka

      下休場さん、お気遣いのコメントありがとうございます。m(_ _)m
      現在は私達家族は引越し先での生活にも慣れて、また仕事も通常稼働となり随分と元の生活に戻りました。
      一方で、地域ごとに集約された避難所にはまだ避難生活をされている方もおられまして、その方々のご苦労は計り知れないものがあるかと思います。
      熊本市は中心街の商業ビルを始め、家屋やマンションなどの修理も少しずつですが着実に進んでいる状況です。
      益城町や西原村など、地震の震源地域で被害がひどかった熊本県東方面の地域はまだまだらしく、そちらの復興も課題となっています。
      仮設住宅が足りないという話をよく聞きます。またみなし仮設用の民間賃貸物件も全然空きが無い状況が続いています。

      防災… 本当に大事ですね。備えあれば憂いなしとは言いますが、自治体も住民も震災への対策を練っているかどうかで、いざ震災が起こった時の対応、その後の復興にも大きな違いが出ると思います。
      実際に経験しないと分からないこともあるかとは思いますが、できる準備はやっておいて損はないです。
      励ましのメッセージ本当にありがとうございます!元気を頂けました^^

  • yumi

    はじめまして。高校で家庭科を教えています。
    熊本の現状、大変参考になりました。
    「地震の時はまずドアを開ける」意味がよく分かりました。

    防災の授業の際、本サイトを紹介してもよろしいでしょうか。

    • taka

      yumi さん、はじめまして。ブログをお読み頂きありがとうございます。
      そうですね。住まいがマンションの場合は、室内からの出口が玄関ドアしかない場合も多いでしょうから、動けるのであれば早めに出口を確保することは大事だろうなと思います。
      とは言え、震度6強など大きな地震で揺れている間は、身動きを取ることもままなりませんが…

      はい、防災の授業で紹介して頂いて大丈夫です。
      生徒さん達のご参考になれば嬉しく思いますので、よろしくお願いいたします!

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