- 更新日: 2013年8月11日
- Ruby
Mac の Ruby 管理を rvm から rbenv に乗り換え
ローカルの Mac 環境(Mac OS X Lion 10.7.5)で、rvm から rbenv に移行したので備忘録。
まずは、あとで rbenv で同じバージョンの ruby を入れなおす場合のために、あらかじめ rvm でインストール済みの ruby のバージョンを確認しておきます。
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$ rvm list |
rvm をアンインストールして ~/.zshrc などの設定を削除
rvm 自体をアンインストールします。
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$ rvm seppuku |
切腹でござる!rvm アンインストールのコマンド名が面白いです。これで、~/.rvm 以下がすべて削除されるとのこと。
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$ ... Permission denied $ ... Directory not empty |
しかし、上のように削除できないディレクトリがいくつか残ったので、残ったのは普通に sudo で rm しました。
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$ sudo rm -rf ~/.rvm |
これで ~/.rvm 以下を全部削除できました。
続いて、~/.zshrc に書いていた rvm に関する設定を削除。
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$ vi ~/.zshrc # rvm に関する以下2行を削除。 PATH=$PATH:$HOME/.rvm/bin # Add RVM to PATH for scripting [[ -s "$HOME/.rvm/scripts/rvm" ]] && source "$HOME/.rvm/scripts/rvm" # Load RVM into a shell session *as a function* |
rbenv と ruby-build をインストール
私は Mac では Homebrew を使っていますので、Homebrew で rbenv と ruby-build をインストールします。
まずは、homebrew のアップデートと必要な fomula をあらかじめインストール。
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$ brew update $ brew install openssl # インストール済みなら brew upgrade openssl $ brew install readline # インストール済みなら brew upgrade readline |
rbenv と ruby-build をインストール。
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$ brew install rbenv $ brew install ruby-build |
以下を、~/.zshrc に追加して再読み込み。
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$ vi ~/.zshrc eval "$(rbenv init -)" $ source ~/.zshrc |
以下の公式ドキュメントを参考にしました。
Installation: Homebrew on Mac OS X
Installation: Installing with Homebrew (for OS X users)
以上で、rbenv と ruby-build の準備は完了。続いて、ruby のインストールへ。
Ruby のインストールと rbenv の各種コマンドを確認
インストール可能なRubyのパッケージを確認する。
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$ rbenv install -l |
Rubyをインストール。1.9.3系と2.0.0系の最新のものを入れます。
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$ rbenv install 1.9.3-p448 $ rbenv rehash $ rbenv install 2.0.0-p247 $ rbenv rehash |
インストールした Ruby や gem にパスを通す。rehash を毎回忘れないようにする。
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$ rbenv rehash |
インストール済みのRubyパッケージを確認
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$ rbenv versions |
Rubyのバージョンを切り替え
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$ rbenv global 2.0.0-p247 |
現在有効なRubyのバージョン確認
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$ rbenv version $ ruby -v |
システムのデフォルト ruby に戻す
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$ rbenv global system |
特定のディレクトリ以下のRubyバージョンを切り替え
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$ rbenv local 1.9.3-p448 |
ローカル設定を解除
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$ rbenv local --unset |
Rubyをアンインストール
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$ rbenv uninstall 1.9.3-p448 $ rbenv rehash |
以上で作業終了です。
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- 2件のコメント
初のrbenv切り替え作業の参考になりました!
ありがとうございました。
お役に立てて嬉しいです!こちらこそ記事をお読み頂き、ありがとうございました^^