- 更新日: 2013年7月2日
- CentOS & Linux
不正アクセスのホスト拒否ツール denyhosts のインストールと設定 〜 CentOS6
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ssh 接続をプライベートアドレス内だけに制限したくない場合、できない場合(VPS を借りる時、遠隔接続を許可する場合など)は、denyhosts を導入することを検討します。denyhostsは、不正ログインの形跡があった場合に、/etc/hosts.deny に接続を禁止するIPアドレスを自動的に追加していくパッケージ。
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このエントリーは、CentOS 6.4 インストール~設定手順の目次 の一部です。
denyhosts をインストール
denyhosts は epel からインストールできるので、–enablerepo に epel を指定してインストール。
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# yum -y --enablerepo=epel install denyhosts |
起動後、自動起動の設定。
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# service denyhosts start denyhosts を起動中: [ OK ] # chkconfig denyhosts on # chkconfig --list denyhosts denyhosts 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off |
常に許可するIPアドレスを設定
常にアクセスを許可しておきたいIPアドレスは、/var/lib/denyhosts/allowed-hosts に設定しておく。
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# vi /var/lib/denyhosts/allowed-hosts # We mustn't block localhost 127.0.0.1 192.168.1.* |
今回はサーバー機自身とプライベートアドレス内(ローカルネットワーク)からのアクセスは許可するようにした。VPS を借りるときなんかは、固定IPアドレスを持っていればそれを設定しておくと良いと思います。
【追記 2014/09/24】
allowed-hosts の指定を “192.168.” → “192.168.1.*” に修正しました。詳細はコメント欄を参照。
【追記ここまで】
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- 2件のコメント
http://denyhosts.sourceforge.net/faq.html#3_7
に記載のとおり,allowed-hosts には最初の3オクテットは指定する必要があります.また,4オクテット目は指定しないのではなく,「*」またはレンジを指定する必要があります.ですから,本ブログで記載されている「192.168.」という設定例は動作しません.「192.168.1.*」のような設定例でないとまずいと思います.
anonymous coward さん、ご指摘ありがとうございました!
sourceforge のドキュメント読みました。本文の方も修正済みです。