- 更新日: 2016年4月12日
- Git
Redmine と Git の連携設定
プロジェクト管理ツールである Redmine と、バージョン管理システムである Git を連携させる設定を行いました。
— 環境 —
Mac OS X Lion 10.7.5
Redmine 2.3.3.devel
git 1.7.11.1
まず、Redmine と連携させるための、ローカルの bare リポジトリ用(共有リポジトリ用)のディレクトリを作成します。ディレクトリのユーザーを Redmine の実行ユーザーに変更する。
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$ sudo mkdir -p /var/redmine/git_repositories $ sudo chown user:group /var/redmine/git_repositories $ cd /var/redmine/git_repositories |
bare リポジトリを作成して push
先に作成したディレクトリ内で bare リポジトリを作成。
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$ mkdir railsapp.git $ cd railsapp.git $ pwd /var/redmine/git_repositories/railsapp.git $ git init --bare |
ベアリポジトリは、慣習的に ***.git という拡張子を付けたディレクトリとするようです。git init に –bare オプションを付けると、bare リポジトリ(裸のリポジトリ)が作成されます。bareリポジトリは、管理ファイルのみで作業ファイルを含みません。
git で管理されている作業ファイルを持つ railsapp へ移動して、作成した bare リポジトリに push。
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$ cd /path/to/railsapp $ git remote add redmine /var/redmine/git_repositories/railsapp.git $ git push redmine master |
Redmine での設定
Redmine の管理画面で「設定 > リポジトリ」から、新しいリポジトリを作成。
バージョン管理システム:Git
メインリポジトリ:任意(チェック)
識別子:任意(プロジェクト名等)
リポジトリのパス:/var/redmine/git_repositories/railsapp.git
パスのエンコーディング:UTF-8
ファイルとディレクトリの最新コミットを表示する:任意(チェック)
以上の設定により、Redmine の管理画面で、「プロジェクト > リポジトリ」からプロジェクト内のファイル、リビジョン、コミット履歴などを確認できます。
また、Git での commit コメントに Redmine のチケット番号を#付きで入れると(例:#1234)、Redmine 上の git の commit コメントに、自動的にそのチケットへのリンクが作成されます。便利です。
- – 参考リンク –
- リポジトリ — Redmine Guide 日本語訳
- codefirst::blog — codefirst を支える開発環境 08: Git-Redmine 連携
- Git の共有リポジトリを作成して、Redmine 上から確認できるよう設定 – yun_kichiの日記
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- 初回公開日: 2014年1月3日
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