- 更新日: 2013年7月18日
- CentOS & Linux
ログ監視ツール logwatch のインストールと設定 〜 CentOS6
logwatch は、サーバーのログ(デフォルトでは、/var/log 以下のログファイル)を、見やすいレポートにまとめて毎日メールで通知してくれるサーバーログ監視ツールです。不正アクセスやエラーに関する情報だけを見つけ出してくれるので、ログのチェックがとても簡略化されます。
このエントリーは、CentOS 6.4 インストール~設定手順の目次 の一部です。
logwatch のインストールと設定
logwatch は Perl で書かれているので、前もって Perl をインストールしておく。今回の環境ではインストール済みでした。
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# perl --version This is perl, v5.10.1 (*) built for i386-linux-thread-multi |
logwatchをインストール。
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# yum -y install logwatch |
独自に設定を行う場合の設定ファイルは、 /etc/logwatch/conf/logwatch.conf 。
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# vi /etc/logwatch/conf/logwatch.conf # Local configuration options go here (defaults are in /usr/share/logwatch/default.conf/logwatch.conf) |
と、以上のように1行だけ書いてあって、デフォルトの設定ファイルのパスが書いてある。Vim でカーソルを /usr/share/logwa… の場所に移動して gf と打つと、/usr/share/logwatch/default.conf/logwatch.conf を開けます。Vim のちょっとした小技、便利ですよね…と、話が脱線したので logwatch に戻ります。
有効になっている行を中心に抽出してみました。
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# vi /usr/share/logwatch/default.conf/logwatch.conf LogDir = /var/log TmpDir = /var/cache/logwatch MailTo = root MailFrom = Logwatch Print = #Save = /tmp/logwatch #Archives = No Range = yesterday Detail = Low Service = All # You can also disable certain services (when specifying all) Service = "-zz-network" # Prevents execution of zz-network service, which # prints useful network configuration info. Service = "-zz-sys" # Prevents execution of zz-sys service, which # prints useful system configuration info. Service = "-eximstats" # Prevents execution of eximstats service, which # is a wrapper for the eximstats program. mailer = "sendmail -t" |
ほぼ、デフォルトのままで良さそうですが、以下だけ変更して、/etc/logwatch/conf/logwatch.conf に設定。
調べたところ、デフォルトの設定が /usr/share/logwatch/default.conf/logwatch.conf で、デフォルトから変更したい設定を /etc/logwatch/conf/logwatch.conf に書けば良いらしいです。
私はデフォルトの設定ファイルをコピーした後、以下の部分だけ変更いたしました。
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# cp /usr/share/logwatch/default.conf/logwatch.conf /etc/logwatch/conf/logwatch.conf # vi /etc/logwatch/conf/logwatch.conf # Local configuration options go here (defaults are in /usr/share/logwatch/default.conf/logwatch.conf) #Archives = No ↓ Archives = Yes Detail = Low ↓ Detail = High |
logwatch コマンドの出力と cron 設定を確認
logwatch コマンドで出力してみます。
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# logwatch --print |
–print オプションで、logwatch のレポートをコンソールに出力しますので、Detail = High, Detail = Low での設定を見比べてみると良いと思います。当然、High のほうがより詳しいログ・レポートとなります。
logwatch はデフォルトで毎日1回ログレポートをメール送信する定期実行の cron が設定されています。確認。
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# vi /etc/cron.daily/0logwatch |
- – 参考リンク –
- 第29回 「logwatch によるログの収集」
- Linux管理者への道(4):サーバのログ監視ツールを使いこなそう (3/3) – @IT
- ログ監視ツール Logwatch を使ってみる – シングスブログ
- [さくらのVPS]サーバー監視がとても捗るlogwatchを入れてみた | HappyQuality
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- 2件のコメント
Logwatchの記事を拝見しました。
とても役立ちそうなので、早速
導入してみます。
良い記事を有難うございました。
carrydream さん、こんにちは!
記事をお読み頂きありがとうございますm(_ _)m
Logwatch はメールでログのまとめを通知してくれるので、とても便利だと思います。
設定もわりと簡単なのでおすすめです^^