- 更新日: 2013年7月18日
- CentOS & Linux
ログ・ローテーションの設定 〜 CentOS6
ログ・ローテーションの設定は、/etc/logrotate.conf および /etc/logrotate.d/ ディレクトリ内のファイルで行います。ログローテーションの設定では、ログをローテーションする間隔を決め、何世代分のログを保存するかを設定します。ローテーションによりログファイルの肥大化を防ぐとともに、ログの十分な保存期間を確保する必要があります。
このエントリーは、CentOS 6.4 インストール~設定手順の目次 の一部です。
ログ・ローテーションに関するコマンド・設定ファイル
/usr/sbin/logrotate
logrotate を実行するコマンド本体
/etc/cron.daily/logrotate
logrotate 毎日実行するための cron 設定ファイル
/etc/logrotate.conf
logrotate 共通の設定ファイル
/etc/logrotate.d/
ディレクトリ配下のファイルが個別の設定ファイルとして logrotate.conf に読み込まれる
/var/lib/logrotate.status
logrotate のステータス記録ファイル
設定ファイル /etc/logrotate.conf の編集
ログの保存期間を長くします。
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# vi /etc/logrotate.conf # ここでローテーション間隔を指定、1週間単位でローテーション # rotate log files weekly weekly # ここで何世代分のログを残すかを指定、24世代分(24週間分=6ヶ月)に変更 # keep 4 weeks worth of backlogs #rotate 4 # ↓ # keep 24 weeks worth of backlogs rotate 24 |
と書き換える。これでログローテーションの単位が1週間毎で、24世代分ログを保存(24週間分保存)することになります。
/etc/logrotate.d/ 以下のログ・ファイルを確認
ローテーションの対象となるログ・ファイルが /etc/logrotate.d/ 以下のファイルで指定してあります。
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# vi /etc/logrotate.d/syslog /var/log/cron /var/log/maillog /var/log/messages /var/log/secure /var/log/spooler { sharedscripts postrotate /bin/kill -HUP `cat /var/run/syslogd.pid 2> /dev/null` 2> /dev/null || true endscript } |
logrotate コマンドと cron の確認
実際にはログローテーションは、 logrotate コマンドで実行されます。
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# which logrotate /usr/sbin/logrotate |
/etc/cron.daily/logrotate の cron により毎日1回 logrotate が実行されるように設定されているので確認してみます。
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# vi /etc/cron.daily/logrotate #!/bin/sh /usr/sbin/logrotate /etc/logrotate.conf >/dev/null 2>&1 EXITVALUE=$? if [ $EXITVALUE != 0 ]; then /usr/bin/logger -t logrotate "ALERT exited abnormally with [$EXITVALUE]" fi exit 0 |
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