Nagios のインストールと設定 〜 CentOS6

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オープンソースの統合監視システムである Nagios をインストールします。

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このエントリーは、CentOS 6.4 インストール~設定手順の目次 の一部です。

Nagios 関連のパッケージをインストール

epel リポジトリから nagios とプラグインのパッケージをインストール。

描画に必要なライブラリをインストール。

nagios からの連絡メールアドレスを設定

nagios からくるメールを受け取るメールアドレスを設定します。

とりあえず、root 宛にメールを送るように変更しました。

日付表示を iso8601 に変更

日付表示に国際規格の iso8601 を設定。見やすいんで。

パスワード認証の設定と動作確認

nagios 管理ユーザーにパスワード認証をかけます。

起動後、自動起動の設定。

ここで、ブラウザから http://サーバー名/nagios/ にアクセスして Nagios のトップページが表示されることを確認します。左メニューから Services をクリックすると、監視対象として設定したサービスの状況を確認できます。

スクリーンショット 2013-06-10 18.40.15

続いて、サービスなど監視対象を追加する設定を行います。今回は、メモリ空き状況, NTP, clamd(Clam AntiVirus), MySQL を監視対象として追加します。

メモリの監視を追加

メモリ監視用のプラグイン check_mem.pl を入れるために、Nagios プラグインをダウンロードします。check_mem.pl をコピーするだけで、Nagios プラグイン自体の configure, make, install は行いません。

wget して展開。

check_mem.pl を nagios のプラグインディレクトリにコピー。

必要なら check_mem.pl を編集

実行権を付与

コマンド定義の設定ファイル commands.cfg を編集。定義を末尾に追加します。

監視サービス定義の設定ファイル localhost.cfg を編集。定義を末尾に追加します。

Nagios 再起動。

NTP の監視を追加

commands.cfg, localhost.cfg の末尾に設定を追加します。

Nagios 再起動

clamd(Clam AntiVirus)の監視を追加

commands.cfg, localhost.cfg の末尾に設定を追加します。

Nagios 再起動

MySQL の監視を追加

commands.cfg, localhost.cfg の末尾に設定を追加します。

Nagios 再起動。

ここまで設定をし終えたら、再度ブラウザから http://サーバー名/nagios/ にアクセスして Nagios のトップページが表示されることを確認します。左メニューから Services をクリックすると、監視対象として設定したサービスの状況を確認できます。

スクリーンショット 2013-06-11 17.08.24

SSH の CRITICAL エラーへの対処

SSH で CRITICAL, HTTP で WARNING のエラーが出ていますので対処します。

まずSSHのエラーから対処。check_ssh プラグインで SSH 接続のテストを行なってみます。-t 2 は2秒以内に接続できなかったらエラーを返すオプション。

SSH のポート番号を変更していたのを思い出しまして、ポートを指定してテスト。

ポート番号を変更しているのが理由であったため、コマンド定義の設定ファイルを編集しました。check_ssh コマンドの定義に SSH 用のポート番号のオプションを付加する。今回の環境では SSH のポート番号は60022。

以上で、SSH の CRITICAL エラーはなくなりました。

HTTP の WARNING エラーへの対処

続いて HTTP のエラー対処。Nagios の check_http はデフォルトで /var/www/html/index.html をチェックするそうだ。なので、テスト用に /var/www/html/index.html を作る。

うーん、解決しません。Apache で Virtual Host を設定しているからだろうか。

check_http をコマンドから使って試してみる。

やはり、VirtualHost の設定のせいみたいでした、VirtualHost で設定してある SeverName, localhost.centos を -H のホスト名オプションに指定してやったら「HTTP OK: HTTP/1.1 200 OK」が返ってきました。したがって以下のように localhost.cfg を編集。

ちなみに、localhost.centos を ServerName とする VirtualHost の DocumentRoot を /var/www/html/ に設定しているので、/var/www/html/index.html は残しておかなければなりません。

以上で、エラーが消えたので作業を終了。

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